2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ウディ・アレン監督,1999,『ギター弾きの恋』(出演:ショーン・ペン / サマンサ・モートン / ユマ・サーマン / ウディ・アレンほか、アメリカ、カラー)

をDVDで観た。やばいほとんど内容を覚えていない。別にやばくないけど。ジャンゴ・ラインハルトがフロイト的父の像でうんたらかんたらというのは別にどうでもよくて、本当にジャンゴ・ラインハルトは最高である。エメット・レイの音源は聴いたことがないので…

Fragments

今敏監督,2002,『千年女優』(出演:荘司美代子 / 小山茉美 / 折笠富美子ほか、日本、カラー)

をDVDで観た。うむー。途中走りまくるシーンがモンタージュまくりで色々なイメージがぶつかるようになっていてそこは評価できるシークエンスかなと思ったら弟は不同意だった。うむー。ラストの「〜している私が好きだから」という独白には違和を感じる向きも…

The Know It All

Goethe, J.W., 1787, Die Leiden des jungen Werthers .(=1951,竹山道雄訳『若きウェルテルの悩み』岩波書店)

読了。ゆえあって二度目。ふーむ。なんだか説明くさいという気がしなくもない。「わーなんで自殺とかすんの馬鹿じゃん」と(ゲーテが)言われないための説明くささである。あと面白かったのはウェルテルが「食事ものどを通らない」とか「夜も眠れない」とか…

通りすぎただけの夏

Verne, J., 1872, Le Tour du monde en quatre-vingts jours. (=1963,江口清訳『八十日間世界一周』角川書店)

読了。世界中どこに行ってもイギリスナイズされていることにがっかりする、というのはきわめて今日的なテーマではあるまいか、とかいうことは本当にどうでもよい。ジュール・ヴェルヌで一番最初に思い出すのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のPART III…

Letitgo

マリンスキー・バレエ『白鳥の湖』(出演:ディアナ・ヴィシニョーワほか、東京文化会館大ホール)

に行った。適度な過剰さをもってして王道なものが王道の展開をすると思わず「くぅ〜〜〜っ!!」と、満面の笑みとともにひざを叩きまくってしまうような人は絶対好きだから、白鳥の湖。適度な過剰さというのは撞着語法ではありますが、ケレンの美とか、キッ…

ゴメンネベティ

ラッセ・ハルストレム監督,2000,『ショコラ』(出演:ジュリエット・ビノシュ / ジョニー・デップ / ジュディ・デンチほか、アメリカ、カラー)

をDVDで観た。特にみるべき所はなかったように思うが、どこかひとつだけ褒めろと言われたら色彩を褒めたかもしれない。褒めなかったかもしれない。それで、カウンセリング願望なー、と思った。物語としては「純粋で、考えるより先に行動してしまうちょっとお…

肩車のグラウンドによる変奏

『12月文楽公演』(国立劇場小劇場)

に行った。演目は義経千本桜の中から堀川御所の段、伏見稲荷の段、渡海屋・大物浦の段。見所満載で、『フィクションの美学』で言われているような、残酷凄惨、酸鼻をきわめる、と言うと言い過ぎだけれど、とにかくそういう見せ場が目白押しで、とにかくエキ…

Fais-Moi Mal Johnny

今敏監督,1997,『PERFECT BLUE』(原作:竹内義和,出演:岩男潤子 / 松本梨香 / 辻親八ほか,アニメーション制作:マッドハウス,日本,カラー)

を観た。DVDで。今敏とマッドハウスという『東京ゴッドファーザーズ』コンビなのでちょっと期待していたのだが、特にみるべき所はないように思われた。ちなみに年が明けると『パプリカ』で、I have a bad feeling about this.って感じだ(と思ったらもう公開…

Tonka Truck

ホウ・シャオシェン監督,2003,『珈琲時光』(出演:一青窈 / 浅野忠信 / 萩原聖人 / 余貴美子 / 小林稔侍ほか、日本、カラー)

を観た。DVDで。一青窈の名前と顔を初めて一致させて、あら、なかなか、と思い、ゼミの後輩に感じのよく似た子がいたけれど名前が思い出せねーやははははは、あーかなしい、と、しかしそれにしても途中からまた怒りがこみ上げてきて、特に一青窈が喫茶店の主…

主顕祭

『マリンスキー・バレエ オールスター・ガラ』(東京文化会館大ホール)

に行った。別に光が見え始めてなどいない。見えてくれ光。さて、オペラにしろバレエにしろガラというものを軽蔑してやまない自分でありますが、世界のマリインスキー(マリンスキーとも表記するが)ということで、ないミーハー精神を無理矢理ひねり出して(…

I’m Beginning to See the Light

Psathas, G., 1995, Conversation Analysis, California: Sage.(=1998,北澤裕・小松栄一訳『会話分析の手法』マルジュ社)

読了。なかなかよい本であった。ところで前々から気になっているのは、文献挙示時に出版社の所在都市名を書くのはなぜかということだ。問い合わせとか取り寄せに必要なのかしらん。「〜かしらん」と言えば、何はおいてもドラえもんで、「どらえもん」と入力…

Paper Bag

パラドックス定数『Nf3 Nf6』(作・演出:野木萌葱、中野plan B)

を観に行った。何かやけに久しぶりに舞台。前回同様、やはり会話劇なのだが、キーワードは「どうして怒らない?殴ってみろよ」ってことだろう。キーワードじゃないか。ポイントだ。このポイントについては普段あまり考えることもないのでもう少し考えてみな…

Vega

好井裕明・山田富秋・西阪仰編,1999,『会話分析への招待』世界思想社

読了。うーむ。いまさら招待されても困るのだが、しかし何だ、こういうタイトルはどうにかならないものだろうか。まぁそんなことはどうでもよくて、あとこの本とも関係があるようなないような感じなのだが、以前から興味があるのは「売り言葉に買い言葉」み…