2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧
を観に行った.演目は野村太一郎による「附子」と,野村万蔵による「瓢箪」(新作狂言),そして「花折」.「附子」と「花折」でそれぞれ主人と住持が野村萬.それで,かねてよりの懸案であった能狂言の「よさ」について,今回はじめてかなり腑に落ちた.ま…
読了.タイトルの割には「先端」感のきわめて薄い本だった.しかしこれに収められているエスノグラフィの中で,青山のオシャレカフェについて書いたものと,あとは渋谷のクラブについて書いたものは,なかなか面白い.自文化に対する疑いのなさ!
に行った.友人に誘われて.誘われなければ行かなかった(プロモーターが気にくわないから)ので,誘ってくれたことに感謝.最初はDJ Moochyの演奏.編成はコンガが二人とラップトップだったのだが,ずっと,〈ほんもの/にせもの〉ということについて考えて…
に行った.大して期待していなかったのだが,存外よろしかった.今まで知らなかった人としては,マックス・クリンガーに感銘を受けた.あとは,酒井抱一がやはり燦然と,孤高.あれはあり得ないよなー,と,大変に貧困な感じのヴォキャブラリーが大変にしっ…
読了.たいへん面白い.面白いのだが,どうも冗長な感じがしないでもない.しかしこの猥雑な魅力は,きっと中学生くらいで読んでいたらやられていただろう.これを読むと,女性の靴下においてもっともしわが寄りやすいのは足首付近であることが分かります.
を観に行った.演目は,野村万蔵の「水汲」と友枝昭世の「伯母捨」.「伯母捨」は特筆すべき豪華キャストであったが,まぁ書かなくてもいいだろう.それで,この日の個人的なトピックは,能をどう受容するか,如何にして鑑賞するか,ということだったのだが…
読了.タイトルの通り,うわさ話を読みとこうとしてしまうのだから驚きである.なぜ驚くかというと,それはやはりアンケートを使ってみたりインタビューをしてみたり,あるいは各種統計資料に対して統計学的分析を施してみたりする,ステレオタイプの社会学…
読了.長かった.卑近な話としては,あとがきで北田暁大がアンファン・テリブルみたいな扱いを受けていて,それがなかなかに興味深かった.それは北田の書いたプロジェクトXについての文章に対してなのだが,プロジェクトXを身も蓋もなく分析することで,上…
をDVDで観た.面白かった.しかし,なあ.とにかく色々と観ないといけないな.ひとつ名台詞があって,それは,「マスをかいた後は自分を抱きしめたくなる」というものだ.ブログのタイトルなどにすると大変据わりが良いだろう.いや,皮肉でも何でもなく,よ…
読了.気になるのは,いったいみんなが(まぁみんなって言ってもいろんなみんながあるけれど,まぁとにかくみんなだ)どれだけこの小説に感情移入して読んでいるのかということだ.自分は大いにした.可能性の限界を求めて自分を殺しに行く,というようなこ…
を観に行った.よかったんだけど,それでいいのか,という気もする.ウェルメイドに「いい話」に仕上がっていて,しかし,ただそれだけ.まぁ,それだけ,と言うからには,それ以上,の何かを想定しているはずなのだが,いったい自分がどのような「それ以上…
を観に行った.うーむ.ここのところもっぱら考えているのは佯狂ということと,あとはそれとは別にセクシュアリティだ.そして,この作品を観てやはりまた考えさせられる.この作品は,佯狂が陽性でセクシュアリティは陰性だ.セクシュアリティの不在.まぁ…
読了.予想以上に重要な本であった.購入しなければならない.基本的に4人の文章がメインなのだが,それぞれにさらに別の4人がコメントをつけるという形式がまた奏功している.