AAPA『LF ロストフィッシュ/衝動を支配する残酷な魚を切り落とす物語』(企画/構成:上本竜平,振付:酒井幸菜・永井美里,舞台美術/照明:青木拓也,ZAIM本館屋上)

を観に行った.うーむ.ここのところもっぱら考えているのは佯狂ということと,あとはそれとは別にセクシュアリティだ.そして,この作品を観てやはりまた考えさせられる.この作品は,佯狂が陽性でセクシュアリティは陰性だ.セクシュアリティの不在.まぁもちろんそれは不在ではなくて隠匿なのだ.そして佯狂が顕在化しているのも,これもまた単に無自覚に佯狂だだ漏れというだけで,実は佯狂ということはものすごく普遍的なことなのではないか,と最近は考えている.それにしても,これも二千円だ.山賀ざくろポタライブと来て,これだ.何だろうなー.舞台に関してちょっと食傷気味で,少し休んだらいいのかも知れない.しかし舞台に限らず,しょうもないことに付き合わされることに不寛容になっている.