Dostoevskiy, F.M., 1866, Prestuplenie i nakazanie.(=1928,中村白葉訳『罪と罰 第三巻』岩波書店)

読了.気になるのは,いったいみんなが(まぁみんなって言ってもいろんなみんながあるけれど,まぁとにかくみんなだ)どれだけこの小説に感情移入して読んでいるのかということだ.自分は大いにした.可能性の限界を求めて自分を殺しに行く,というようなことについて,人々はいったいどれほどの共感を覚えるものだろうか?読んだことある人には聞いてみたいものだ.個人的には,最後の救いが,異性に対する愛によって担保されているところなどは大いに気になる.