森鷗外,1981,『舞姫・うたかたの記 他三篇』岩波書店

読了。何と書いたらいいのかわからない。しかし、ある時点Aからある時点Bのことを振り返ってみると、Aでは分かりきっていてしかも周囲の誰しもがやはりそれを当然のように分かっている事柄について、Bではちっとも分かっていなかったどころかそういう理解が存在することすら想像もできなかったというようなことがあって、まぁ複雑な書き方をしたがありふれたことである。そして、Bの時点で、いかにそのことをおそれないか、Aの時点で、いかにそれを恥じないか、そしてBからAにいかにスムーズに移行するか。