『"see you in a dreams" in concerts』(江東区森下文化センター多目的ホール)

に行った。大友良英 produces さがゆき sings、ということで、演奏者が豪華すぎたので行ってきた。ピアノ渋谷毅、ギター山本精一(あと歌いまくっていたのは聴けてよかった)、オルガン・ハーモニカ近藤達郎、ベース・リコーダー等栗原正己、チューバ・リコーダー等関島岳郎、チェロ・ノコギリ等坂本弘道ヴィブラフォン・パーカッション高良久美子、ドラム・トランペット芳垣安洋、そしてゲストにサックス津上研太、ボーン青木タイセイ。この圧倒的なメンツで中村八大の曲をやりまくる、というなんだ、よだれだらだらイベントであった。そして曲によってはアレンジがONJO風であったりして、それはもう凄いことになる。どこをつかまえて褒めたらいいのか分からないぐらいあまりにも素晴らしまくりであったが、大友良英山本精一がギュイギュイ言わせまくるのとか、本当にちょっともうどうしようというか。どこを取っても贅沢すぎる!栗コーダーデュオとか、ちょっとニヤリな部分もあり、「好きな人」にとってはまさに至福の二時間であった。ノイジーな中から叙情性が立ち現れてくる感じはONJOに通じるものだろうが、これを実現するのは実はかなり凄いことであって、大友良英はすごいなぁ。あとは、ポップス特有の読後感の軽さと、現代音楽などによくある読後感の重さが、ちょうど良い具合に混ざったような印象を受けた。久しぶりに一人分しかチケットを買わずに一人で行ったのだが、最高だったので誰か誘っていけばよかったと後悔。そして人と行ったものに限って大して面白くなかったりするのだ。