worst taste presents『潜水フェティシズム vol.5』(出演:urigagarn/FLUID(from京都)/MONG HANG/サイン会(from moools)/worst taste、下北沢SHELTER)

に行った。SHELTERはなかなかの満員盛況状態で、めでたい。最初はurigagarn。地味によいバンドであった。ただメロディラインとかがストイックなのかも知れないがとにかく地味なのであった。京都のバンドFLUIDはコンピューター操作の人が一人いて、それが非常に音楽の幅を広げていて素晴らしい。自前の蛍光灯照明を使ったパフォーマンスも素敵まくりで、凄く良いバンドだった。MONG HANGは普通に素晴らしくてさすが。さすが。新しいアルバムからの選曲が多かった。MONG HANGは音源だけ聴いても素晴らしいのだが、やはりライヴに行ってパフォーマンスも観たい。という渋さ知らズに似たところがある。曲のジャンルに回収されなさも渋さによく似ている。そしてサイン会はサイン会ではなくて「サイン会」という弾き語りの一人ユニット名なのだが、これが素晴らしかった!意味の分からない歌で笑いを取り、そして最後に泣かせる。意味わかんねー、すげー。って感じであった。あんなに何がしたいのかよく分からなくてかつ個々のパフォーマンスが高いクオリティを持っているというのも珍しい話だと思った。最後はworst taste。よかった。暴れまくっていた。MONG HANGとサイン会のあとで緊張していたのだろうか。しかしここまでライヴが良いと、次は音源の方が気になってくるわけで、音源ではバンドの魅力を十全に伝えられているとは言えず、何か折角プレス盤を出したばかりであれだが(そういえばこのイベントはレコ発イベントなのだった)、もう少し戦略を練らないといけないのではないかと思った。しかし総じて素晴らしいイベントであった。