『エクスプローラー[山下洋輔の新しいピアノ協奏曲]』(東京オペラシティコンサートホール)

に行った.協奏曲ということで,オケ付で,オケは東京フィルハーモニー交響楽団,指揮は佐渡裕であった.また,オーケストレーションは挟間美帆という,1986年生まれの国立音大3年生だ.アレンジは,大学ビッグバンドでもアレンジャーだけプロに外注することもあるくらい難しく重要なポイントなので,山野でニュータイドに最優秀賞を取らせたのは彼女なのかも知れない(自身もピアノでソリスト賞を取っている)と思って,同世代の活躍を喜ばしく頼もしく思う.今回のオーケストレーションも,瑕疵はともかく,よくぞこれだけという感じで,感心した.で,演奏の方は,座っていた席の関係もあってか,オケがやかましくてピアノがよく聞こえなかった.山下洋輔らしさもあまり発揮されているように思えず,あまり盛り上がらなかったものの,いつだって音楽は素晴らしいと,一方では思った.のだめ万歳だ.そういえば最近ドラマののだめみたいなしゃべり方をする女の子に会って,どうしたらいいのか分からなかったが,上野樹里の凄さを再確認したのだった.