2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Action

青年団『上野動物園再々々襲撃』(原作:金杉忠男、脚本・構成・演出:平田オリザ、紀伊国屋サザンシアター)

を観に行った。開演時間を三十分勘違いして走った。走った。夜の新宿を、雨の中ひた走った。それはともかく、役者陣が抜群の安定感で素晴らしい。脚本と演出についてはまぁ何だ言いたいことがないではないが、しかし総体としてウェルメイドであったことは間…

この空を飛べたら

Best, Joel, 2001, DAMNED LIES AND STATISTICS:Untangling Numbers from the Media, Politicians, and Activists, CA: The Regents of the University of California. 林大訳『統計はこうしてウソをつく』,2002,白揚社

読了。何も分かっちゃいないジュンク堂はこれを理系の統計学のコーナーに置いていたが、これはむしろ構築主義の入門書として読むべきだろう。社会学入門としておすすめしたい感じもするが、そうでない気もする。中学生くらいに読ませたい。

A winter’s tale

Dance Medium公演『見えない森』(振付・構成:長岡ゆり、新宿タイニィアリス)

に行った。初タイニィアリス。とあるつてで観に行ったのだが、とにかく開場前から行列ができていて、開演時には客席がいっぱいで凄い人気だった。踊りの方は多少眠い感じで、振りとしてはそこまでぴんとくるものがなかったが、主催の長岡ゆりさんはさすがに…

ヲマヂナイVer20031008

Kitsuse, J.I. and M.B.Spector, 1977, Constructing Social Problems, Menlo Park, CA: Cummings Publishing Company. 村上直之、中河伸俊、鮎川潤、森俊太訳『社会問題の構築』,1990,マルジュ社

読了。うーむ。キツセ=スペクターのこの本は早いうちに読まないといけないなと思っていたので早めに読んでみた。方法論を吟味するにはその方法論に基づいて調査研究を実際にやってみる(実際にやってみてよくよく考えてみる。分析的帰納法とは別の意味で。…

The Castle Rocks

『ポンペイの輝き』展(Bunkamuraザ・ミュージアム)

に行った。ヴェスヴィオの噴火で埋没した諸都市(ポンペイなど)から発掘された遺物の展覧会。当時流行したというエメラルドと金のネックレスや蛇の腕輪なんかはわりと好みだったので(装身具に関して「これならちょっと身に付けたいかも」なんて思うことは…

プレイガーリー

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2006』(演奏:シンフォニア・ヴァルソヴィア、指揮:フランソワ=グザヴィエ・ロス、ピアノ:小山実稚恵、クラリネット:ポール・メイエ、曲目:モーツァルト;歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621 序曲/ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595/クラリネット協奏曲 イ長調 K.622、東京国際フォーラム ホールC)

に行った。初めての会場だったが、見た目からしてライヴのためにあるようなハコで、クラシック向けには作られていなさそうだなと思っていたらやはり音響はよくなかった。加えて一曲目の序曲はオケがまだ本調子になっていなくて、しかもつい先日観た二期会の…

Sir Psycho Sexy

チェルフィッチュ『三月の5日間』(作・演出:岡田利規、スフィアメックス)

をDVDで観た。初演。六本木SuperDeluxeでの再演との違いを色々確認しながら。再演時の方がいろいろと有機的になっているように思った(という以外に何かうまい言い方があればいいのだが見つからない)が、それだけに初演時の気持ち悪さみたいには特筆すべき…

知床漁港