五反田団『ふたりいる景色』(作・演出:前田司郎、こまばアゴラ劇場)

を観に行った。夢のような感じが持ち味の五反田団、今回も舞台はフィルムとフィルムケースが散らばっている中に布団が二枚ぐちゃっと並んでいたりして、期待が高まる。始まってみると男女のトホホな会話がなんとも面白おかしくて大いに笑う。途中女の人が泣いちゃう辺りで徐々に笑えなくなる。ゴマの精は素敵。それにしてもかなり正面から直球ストレートで男女ふたり、というもの、について考えた感じがするのだが、劇作法としては前作『キャベツの類』にはかなり及んでいない感じがした。それでも大変に面白かったのだが。いや、素晴らしいよ五反田団