『シュテファン・バルケンホール〜木の彫刻とレリーフ』展(東京オペラシティアートギャラリー)

に行った。日本におけるドイツ年ということで色々なドイツのものが百花繚乱だか百家争鳴だかとにかく有象無象の今日この頃であるが、このバルケンホールはなかなかよかった。やはり彫刻の持つ力というのはなかなか一筋縄ではいかないものがある。バルケンホールの彫刻は全て木なので多少軽い感じが無きにしも非ずだが、その辺りがまた現代ドイツっぽいと言えなくもないかもしれない。木の彫刻とは言ってもちゃんと立体であるはずなのだが、どこか人物に対するまなざしがフラットであるように感じられるのはやはり木の特性だろうか。最近はこのフラットさの感覚が総じて心地よい感じだが、いつまでも心地よいかと言うと甚だ疑問だ。どこかで飽きてしまう気がする。さて、この日はそのまま、