デイブ・フィローニ監督,2008,『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(製作総指揮・原案:ジョージ・ルーカス,アメリカ,カラー)

を観に行った.渋谷TOEI.これは,何というか,何とも言いようがない.とにかく,よほどのファンでない限り,見なくていいと思う.そしてよほどのファンは,見ると失恋気分を味わうかも知れないので注意が必要だ.むしろ鑑賞の直後などは完全に別物と思う気持ちが強く,どう向き合っていいのか分からない.久しぶりの再会なのに.あれは別人だ.ああ,どうしてこんなことになっちまったんだ?何だかただただ悲しくなるじゃないか(しかも激しくではなくうっすらと).そして気分は「あいつには悲しむだけの値打ちもないじゃないか」という方へ傾いていく.変わり果てたあいつを悼むのではなく,久しぶりの再会に対してした自分の期待の喪に服することになる.