『オットーと呼ばれる日本人』(作:木下順二,演出:鵜山仁,出演:吉田栄作/紺野美沙子/グレッグ・デール,新国立劇場中劇場)

を観に行った.という,ちょっと長い文章を書いたのに,何故か全部消えたのでもう書かないが,要点は,こんなつまらない舞台を観ても,思い出すのはいつもあの子のことであり,元気で無理せず卑屈にならずに世界に触れているか,ということがただ心配で,ただ気にかかる.ということである.踏みにじったり踏みにじられたりしてなおこのように愛の固着があるというのもまた,ふざけた話だ.