新川敏光・G・ボノーリ編著,2004,『年金改革の比較政治学―経理依存性と非難回避―』ミネルヴァ書房

読了.経路依存性とか拒否点構造とか,そういうタームについて勉強したかったので読んだが,これらは結局,いいのか,これで.いったいどうなれば研究が成功したことになるのかがよく分からないのである.こう何というか,歴史的に記述をしていって,はいここに経路依存性が見られますね,拒否点構造はこうなってますね,と,そういうことなのだろうか.いまひとつよく分かっていない.理解不足である.しかしそんなに取っ組み合わなくてもよさそう,ということもある.