大友克洋監督 1988『AKIRA』(音楽:山城祥二、日本、カラー)

をDVDで観た。面白い!何だこりゃ。音楽とか群集とかまぁ暴走とか、時代を感じさせる要素は随所に見られるものの、それでも古びてはいない。二時間があっという間であった。漫画は小学生・中学生のころにずいぶん読んだが、映画は初めて観た。漫画と違うストーリーなのにちゃんとしているのが凄い(この点『アップルシード』はだめ)。もちろん金田とケイの絡みとか、色々な動機が弱くなってしまっているが、これはまぁ時間の都合上仕方ないだろう。我が家のちゃんとしたスピーカーで大きめの音で観たのだが、多分これがとてもよかった。パイプオルガンの「びー」って音とかがちゃんと音響効果として意味を持ってくる感じだったので、これは大きな音で観るべきだと思った。おそらくある界隈ではこれが古典になっているのだろうが、その理由もわかる気はする。