フランク・キャプラ監督 1934『或る夜の出来事』(主演:クラーク・ゲイブル/クローデット・コルベール、アメリカ、モノクロ)

をベータで観た。フランク・キャプラというのはどこかで聞いた名前だと思ったら『失はれた地平線』の監督だった。こっちの『或る夜の出来事』の方は既視感を覚えるシーンが沢山あって、もしかしたらもう既に一度観ているのかもしれないが、まあむしろこの映画の中にどれだけ有名なシーンが沢山あるかということがよく分かるという方が当たっている気はする。話も良い話であるが、綺麗なシーンが沢山あるのにはちょっと驚いた。「肩車」をして川を渡るシーンなど、なかなか美しい。「ジェリコの壁」とかディテイルのしょうもないところとかも結構大時代がかっていていいかもしれない、というのはずるいかもしれない。あ、やっぱり一度観た気がしてきた。