『ティファニー 1837-2007』展(東京都庭園美術館)

に行った.宝石には前から興味があったのである.1920年代くらいのものが凄く好みで,これは欲しいと思った.さいわい,他の時期のものは面白いほど欲しくなかったので,貧しき者,汝は幸いなるかな.とは言え,現在,月収で言うとかなり貧しくない部類に入ると思うのだが,何故か赤字なのは,本当に不思議で仕方がない.せっかく何か宝石が欲しくなったのに,これでは買えないので,ありがたい.「宝石が欲しい」というのは,なんてありがたい欲求なのだろうか.「欲しい」と思えないひとに対して,自慢してやりたい.いやむしろ,あらゆる欲求を自慢してやりたい.欲求はほとんど祝福のようである.