Clammer, J., 1997, Contemporary Urban Japan, Oxford: Blackwell.(=2001,橋本和孝・堀田泉・高橋英博・善本裕子訳『都市と消費の社会学』ミネルヴァ書房)

読了.最近は本を一冊通読するということが少なくなっている.「担当箇所」を読んだり「指定箇所」を読んだりするばかりだからである.それは本当にお勉強であるなぁという気がして,逆にたとえば一冊通読しても特に勉強にならないことなどはままある.そしてこの本を読了するということも,勉強にならないのは当たり前で,というのもこれはすでに研究の領野だからである.ちょっと奇妙に思ったのは,「日本ではフロイトの心理学は全く受け入れられておらず,無意識などという物は全く存在しないかのようである」というような記述が二度三度出てきたことである.へー,そう思いますか.という感じだ.どういう意味だろう.