北田暁大,2002,『広告都市・東京 その誕生と死』廣済堂

読了.うーむ.都市社会学と都市論(通俗的都市論)の接合点として,他の追随を許さない地位を築いている,『都市のドラマトゥルギー』という本がある.著者は吉見俊哉.この吉見の『ドラマトゥルギー』は,タイトルの通り,都市を消費社会的な演技の空間として捉えるというアプローチである.そこで,「都市はもはや『舞台』ではない」というようなことを言いたくなるのは人情である.誰だってそうする,ってかんじだ.