那須壽編,1997,『クロニクル社会学』有斐閣

読了。教科書。表紙には「時代・社会との格闘を交え、偉大な社会学者たちの理論のセールスポイントをアッピールします」(ママ)とある。いまさら当たり前のことに気付いたが、教科書というのは情報が理不尽に圧縮されて詰め込まれているので、読むのに時間がかかる上に一息に読んだりすると情報がごっちゃになる。この社会学者列伝みたいな本においては、人物とその思想内容の対応が怪しくなるので非常に困る。しかし単語カード的な記憶(たとえば「史的唯物論」の裏に「マルクス」とか書いてあるような)とどっちがましか。こっちだ。