『潜水フェティシズムvol.6』(下北沢SHLETER)

に行った。一つ目のNEWLOWが終わるくらい。すぐにあらかじめ決められた恋人たちへ。うーん。思うところは実はいろいろある。そしてMELT-BANANA。うおー。最後は我らがworst taste。誰だ我らって。やはり思い返してみて印象深かったのはMELT-BANANAの時にいたひとりモッシュ君だ(ひとりじゃないかもしれないが少なくとも圧倒的少数だ。メンシェヴィキ)。ライヴで踊っている人々を見て思うのはいつもセックスのことだ。比較的短絡的なところでは、たとえばひとりモッシュ君のセックスはひどそうだとかいうことを考える。もう少し迂遠な思考経路もあって、それは官能を知らない人のことだ。官能とか書いたついでなので、毒皿、菊地成孔が言っているように音楽とダンスがセックスに漸近する存在だとすれば、多分見るべきなのは実際にどう踊っているかではなくて、どう踊りたがっているのかという欲求の位相である。官能に話を戻すと、そう、世の男性に幻滅するのはライヴ会場だ。それは多くの男性が音楽に淫するその仕方を身につけていないからであり、有り体に言ってオナニーも満足に出来ていないからだ。女性はと言えば官能どころか絶頂も知らない。とかあまり書きすぎるといたいけなガールズアンドボーイズが(言われる前に自分で自分に言っておく。Suck!)ライヴ会場ですでに過剰な自意識をさらに昂進させるおそれがあるので、擱筆。そういえば過去の我が名言に「過剰な自意識なんてない」というものがあった。確かに過剰な自意識なんてない人じゃないと言えないせりふだ、と今となっては思う。