新宿梁山泊『YEBI大王』(作:洪元基、演出:金守珍、出演:黒沼弘己ほか、新宿FACE)

を観に行った。客層が見慣れない感じで、ハコは歌舞伎町だし何か面白かった。さて、アングラを観るのは初めてだったのだが、「うわー、ビデオで観たのとおんなじだー」という感じであった。もちろん、演劇の原初的なある種のパワーみたいなものを称揚することも出来るし、さまざまなどうしようもなくアナクロでしょうもないところをあげつらうことも出来るのだが、とにかくあれはああいうもの、なのであろう。時代が流れて行く、そのことと、あるいは流れて行く時代とどうディールするか、ということばかり考えてしまって暗澹とした気持になる。