ナンシー関,1997,『信仰の現場〜すっとこどっこいにヨロシク〜』角川書店

読了。ナンシー関を語るのは難しいな。しかし、ナンシー関がテレビを語るのに比べて、この『信仰の現場』は語り口が優しい。だからといって視点の鋭さが鈍くなっているわけではないが、それにしても厳しさ70%オフくらいだ。いや、いわゆる一般人に対してはちゃんと語るべき語り口を知っていて、そしていわゆる有名人に対してはああいう物言いをする、という、あー、本当にラディカルなんだ、と、いまさら当たり前のようなことに気づいた。