『千五郎狂言会 第五回』(出演:茂山千五郎/茂山七五三/茂山千作ほか、国立能楽堂)

を観に行った。演目は「那須語」「仏師」「悪太郎」。自分の記憶の茂山とちょっと違う感じで、凄くポップだった。というか一般に聞く茂山の評判はポップであるということなので、逆に自分の観た茂山がなぜポップでなかったのかという方が気になるところではある。もうちょっとストイックで様式性の高い狂言の方が好きだ。最大限嫌な感じにならない笑い方ができるような狂言が良い。いかにも人を笑わそうというような感じでは、それでは駄目なのだ。駄目ってこともないけど、それは狂言じゃなくてもいい気がするのだ。