『主役の男が女である時』(演出・振付・舞台美術:ヤン・ファーブル、彩の国さいたま芸術劇場大ホール)

を観に行った。先日読んだ吉行淳之介の『夕暮まで』でエロエロな使われ方をしたオリーブオイルがふんだんに登場するダンスであるということで。しかしつまらなかった。いや、最初はつまらないだろうなと思ったのだ。それを周囲の人間は「えー、面白そうじゃない?なんとなく。」とか言うから、何となく観に行ってしまったのだ。まぁ安かったから良いけど。あとはその後この日観たダンスを肴にしたりしなかったりで飲んだ酒が素晴らしい酒だったから(つまり良い話をしてうまい酒を飲んだということだ、それが良い酒だ)、まぁよしとしよう。あとはダンスに関連していえば、韓国人女性という、日本人にとって多少特殊と思われるナショナリティジェンダーの位相について考えた。