大堀 壽夫,2002,『認知言語学』,東京大学出版会

を読了。もともとは社会学的会話分析の手法が胡散臭いと思って読み始めたのだが、途中から「認知」と名のつくものの胡散臭さの方が百倍鼻につくということに気付いたので、まぁそれはそれでよかった。認知言語学はいまだ体系化が十分に達成されているとも言い難い分野であるようだし、まぁ今後に期待というところか。常に現実に目を向けながら過剰な普遍性を求めないということと体系化を怠ってよいということは別のことだろう。