エドワード・W・サイード 1993『オリエンタリズム 下』(今沢紀子訳)平凡社ライブラリー

読了。異文化表象はいかにして可能か、異文化とは何か、という問題。を提起するだけでオルタナティヴを提示できていないという批判もあり。なんて内容をまとめても仕方がないだろうが、まぁ批判すべき点が多々あるにせよ、まずはこれを書かなければならなかったのだろう、という感じ。自らの立場を明らかにしないあたりとか、構築主義的にすごく正しくないのだろうが。さて、これを踏まえてどこに行こうか。と考えてみると意外と難しい。何かを書くということ自体が、極めて難しい。